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「どうして、」
僕はその料理を食べて、はたと顔をあげた。目の前のトリコがにやりと笑ったのを見て、僕は口を閉ざして首を振った。もうそんなことはどうでもよくなっていた。
「どうだ、懐かしいか?」
「……なんのつもりだ?」
僕は目を吊り上げてトリコを睨み付ける。おふざけにしては、あまりにもこれは僕にとっては惨い仕打ちのように思えたからだ。
僕の眼差しにトリコはふざけたような表情で唇を噴いて、両手をあげる。
「まあそう腹立てんじゃねえよ、ちょっとくらい仕返ししたっていいだろうが」
「なんのことだ」
「お前のパンチ、意外と効いてんだよ」
それはお互いさまだと言い掛けて、僕は引き攣って痛んだ唇に舌打ちをする。トリコがまた口笛を噴いて、僕を面白そうに眺めていた。
「お前が舌打ちなんて品のないことするなんてな」
「誰のせいだ」
「だから怒るんじゃねえって」
ククク、と意地悪く笑うトリコを睨む。トリコは何も答えなかった。
僕は手元に置かれた温かな湯気を立てるスープ見下ろし、溜息を吐く。
「……小松君と上手くいったとでも、嫌味な報告でもする気か?」
「まさか。馬鹿言ってんじゃねえよ、俺も小松も、そんな気は全くねーよ」
勘違いしてんじゃねえ。と、トリコは面白そうにまたクックと笑う。全く事情が飲み込めない。苛立つ僕に気付いたのだろう、トリコは机に頬杖をつくと本題はここからだとばかりに僕をじっと見据えた。
「……なんだよ、お前、ちゃんと小松のこと好きなんじゃねえか」
だったら、なんだ。僕はスプーンを、それとわからないように握り締めた。
「まあ、いいや。ここに小松が来てる」
「なんで」
「お前の演奏を聴きに」
僕の心臓がまるでトリコに握られたかのように、どくんと脈打った。僕の表情の変化に気付いたトリコはまた面白そうに笑って、席をたった。
「お前が最近なんにも食わねえって話きいて、あいつ、すげえ心配してたぜ。お前にってそのスープ渡すくらいには、な」
本当に馬鹿なんだか、お人よしなんだか。
トリコは呟いて、クックと笑うと手を後ろ手に振りながら、僕の控室から出ていく。扉が閉まる音を聞きながら、僕はゆらゆらと揺れるスープを覗き込んで、唇を歪めた。スープの水面が、ぽちゃんと音を立てて揺れる。
「……本当に、馬鹿だね、君は」
なんとか捻りだした声は、震えて、ろくな音にはならなかった。
「あっ、あ!」
レストランの、二人で磨いたピアノの黒に小松君の肌がよく映える。僕はピアノに備え付けられた椅子に座った小松君の一番敏感な部分を口に含みながら、そこを吸い上げて、舌で舐めて、強く擦り上げる。強い快感に、小松君の僕の顔を挟む腿がぴくぴくと震えた。
「やだっ、やだ、ぁ……っ、」
その声に泣き声のようなそれが混じり、僕はねっとりとそこを舐め上げて、唇をそこから離した。
「……嫌?」
はあ、と小松君は荒い息を吐き出し、口端から唾液を零した。僕は小松君の太股に口付けてそこを吸い上げながら、その肌に残った僕の証を舐め上げた。
「じゃあ、どうするの? コレ」
「っく、ぅ! ひっ!」
はむ、とその柔らかい腿に噛み付けば、小松君の体がびくりと仰け反る。小松君の指先が、ピアノの鍵盤の上を滑って音を奏でた。
「我慢できるの?」
僕はそこにふうと息を吹きかける。それだけでも堪らない刺激なのだろう、小松君はいやいやをするように首を振って、「やだ、やだぁ」とそれしか言葉を知らない子供のように、ぽろぽろと涙を零した。僕は聞きわけのない子供にそうするように、呆れたように溜息を吐く。
「あのね……イかせてほしい、でも、ここは汚したくない。なら、答えは一つしかないだろ?」
僕は薄らと瞳を開いた小松君の目の前で舌を差し出し、べろりと小松君の頬を舐め上げた。ぴくんと震えた小松君の指先が、ピアノではなく僕に縋る。
「……ここ、さむ
「大丈夫、零さず全部、飲んであげるから」
ばかぁ、とぽろりと小松君の目から涙が落ちる。僕はそれも舌で拭うと、そのまま首筋を辿り、再び小松君の足の間で健気にも震えているそこに口付けた。
「ひぁっ?!」
くぷぷと音を立てて飲み込むと、小松君は高い声をあげて善がる。その表情を見ながら、僕は小松君の良い声が出る場所を探して舌を這わした。
「く、ふぅ、あっ、あああっ!」
「ん、いい声だね」
もっと啼いて? 可愛く、いやらしく。
呟いて、僕は小松君のそこから口を離して、とぷりと溢れた先走りを指先でなぞりあげた。
拭っても拭っても、その先端はぱくぱくと節操無く口を開閉し、白いそれを吐き出していく。
「…っひ、ひぃ、あ!」
「ふふ、とても気持よさそうだね。今の音はこれくらいかな」
僕は小松君の横から手を差し伸べて、ピアノの鍵盤を叩く。音を奏でたピアノと小松君の声が醸し出す調和は、僕にとって最上の音楽になるかもしれなかった。そんなことを聞いたら、多分、サニーなんかは口を閉ざすかもしれない。いや、意外と愛だの恋だの心だの言っている男だから、案外感激するかもしれない。
まあ、聞かせるわけないけども。
だってこれは、僕だけが聞ける最高の、
「ココ、さぁ……」
意地悪しないで、イかせて。と、甘い声が僕の耳元で囁いた。僕は思考を止めて、くすりと笑みを浮かべる。
「ごめんね、君が可愛くて、つい」
僕は小松君の額に口付けて、小松君のそこをイかせるべく、ゆっくりとそこを再び口に含んだ。
僕はその料理を食べて、はたと顔をあげた。目の前のトリコがにやりと笑ったのを見て、僕は口を閉ざして首を振った。もうそんなことはどうでもよくなっていた。
「どうだ、懐かしいか?」
「……なんのつもりだ?」
僕は目を吊り上げてトリコを睨み付ける。おふざけにしては、あまりにもこれは僕にとっては惨い仕打ちのように思えたからだ。
僕の眼差しにトリコはふざけたような表情で唇を噴いて、両手をあげる。
「まあそう腹立てんじゃねえよ、ちょっとくらい仕返ししたっていいだろうが」
「なんのことだ」
「お前のパンチ、意外と効いてんだよ」
それはお互いさまだと言い掛けて、僕は引き攣って痛んだ唇に舌打ちをする。トリコがまた口笛を噴いて、僕を面白そうに眺めていた。
「お前が舌打ちなんて品のないことするなんてな」
「誰のせいだ」
「だから怒るんじゃねえって」
ククク、と意地悪く笑うトリコを睨む。トリコは何も答えなかった。
僕は手元に置かれた温かな湯気を立てるスープ見下ろし、溜息を吐く。
「……小松君と上手くいったとでも、嫌味な報告でもする気か?」
「まさか。馬鹿言ってんじゃねえよ、俺も小松も、そんな気は全くねーよ」
勘違いしてんじゃねえ。と、トリコは面白そうにまたクックと笑う。全く事情が飲み込めない。苛立つ僕に気付いたのだろう、トリコは机に頬杖をつくと本題はここからだとばかりに僕をじっと見据えた。
「……なんだよ、お前、ちゃんと小松のこと好きなんじゃねえか」
だったら、なんだ。僕はスプーンを、それとわからないように握り締めた。
「まあ、いいや。ここに小松が来てる」
「なんで」
「お前の演奏を聴きに」
僕の心臓がまるでトリコに握られたかのように、どくんと脈打った。僕の表情の変化に気付いたトリコはまた面白そうに笑って、席をたった。
「お前が最近なんにも食わねえって話きいて、あいつ、すげえ心配してたぜ。お前にってそのスープ渡すくらいには、な」
本当に馬鹿なんだか、お人よしなんだか。
トリコは呟いて、クックと笑うと手を後ろ手に振りながら、僕の控室から出ていく。扉が閉まる音を聞きながら、僕はゆらゆらと揺れるスープを覗き込んで、唇を歪めた。スープの水面が、ぽちゃんと音を立てて揺れる。
「……本当に、馬鹿だね、君は」
なんとか捻りだした声は、震えて、ろくな音にはならなかった。
「あっ、あ!」
レストランの、二人で磨いたピアノの黒に小松君の肌がよく映える。僕はピアノに備え付けられた椅子に座った小松君の一番敏感な部分を口に含みながら、そこを吸い上げて、舌で舐めて、強く擦り上げる。強い快感に、小松君の僕の顔を挟む腿がぴくぴくと震えた。
「やだっ、やだ、ぁ……っ、」
その声に泣き声のようなそれが混じり、僕はねっとりとそこを舐め上げて、唇をそこから離した。
「……嫌?」
はあ、と小松君は荒い息を吐き出し、口端から唾液を零した。僕は小松君の太股に口付けてそこを吸い上げながら、その肌に残った僕の証を舐め上げた。
「じゃあ、どうするの? コレ」
「っく、ぅ! ひっ!」
はむ、とその柔らかい腿に噛み付けば、小松君の体がびくりと仰け反る。小松君の指先が、ピアノの鍵盤の上を滑って音を奏でた。
「我慢できるの?」
僕はそこにふうと息を吹きかける。それだけでも堪らない刺激なのだろう、小松君はいやいやをするように首を振って、「やだ、やだぁ」とそれしか言葉を知らない子供のように、ぽろぽろと涙を零した。僕は聞きわけのない子供にそうするように、呆れたように溜息を吐く。
「あのね……イかせてほしい、でも、ここは汚したくない。なら、答えは一つしかないだろ?」
僕は薄らと瞳を開いた小松君の目の前で舌を差し出し、べろりと小松君の頬を舐め上げた。ぴくんと震えた小松君の指先が、ピアノではなく僕に縋る。
「……ここ、さむ
「大丈夫、零さず全部、飲んであげるから」
ばかぁ、とぽろりと小松君の目から涙が落ちる。僕はそれも舌で拭うと、そのまま首筋を辿り、再び小松君の足の間で健気にも震えているそこに口付けた。
「ひぁっ?!」
くぷぷと音を立てて飲み込むと、小松君は高い声をあげて善がる。その表情を見ながら、僕は小松君の良い声が出る場所を探して舌を這わした。
「く、ふぅ、あっ、あああっ!」
「ん、いい声だね」
もっと啼いて? 可愛く、いやらしく。
呟いて、僕は小松君のそこから口を離して、とぷりと溢れた先走りを指先でなぞりあげた。
拭っても拭っても、その先端はぱくぱくと節操無く口を開閉し、白いそれを吐き出していく。
「…っひ、ひぃ、あ!」
「ふふ、とても気持よさそうだね。今の音はこれくらいかな」
僕は小松君の横から手を差し伸べて、ピアノの鍵盤を叩く。音を奏でたピアノと小松君の声が醸し出す調和は、僕にとって最上の音楽になるかもしれなかった。そんなことを聞いたら、多分、サニーなんかは口を閉ざすかもしれない。いや、意外と愛だの恋だの心だの言っている男だから、案外感激するかもしれない。
まあ、聞かせるわけないけども。
だってこれは、僕だけが聞ける最高の、
「ココ、さぁ……」
意地悪しないで、イかせて。と、甘い声が僕の耳元で囁いた。僕は思考を止めて、くすりと笑みを浮かべる。
「ごめんね、君が可愛くて、つい」
僕は小松君の額に口付けて、小松君のそこをイかせるべく、ゆっくりとそこを再び口に含んだ。
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