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「んん、んっ」
僕のベッドの上に、小松君が座っている。それだけで堪らないのに、その小松君は今、そこで僕に大人しく口付けられている。机の上にある飲み物を淹れたグラスの中で、からんと氷が音を立てた。
「ふ、にゃ」
小松君はどうやらキスが好きらしい。キスをすると、体の緊張がどんどんと解けていく。僕はその間を縫って、小松君に口付けていく。夢にまで見た体だ。一度、強姦し掛けた時もあるけれど、想いが通じてからのこれはまた違う。どこか神聖ささえ感じられるその小さな体躯に、僕は愛しみと慈しみを籠めて、キスの雨を降らした。
「ここ、ココさ……っ」
小松君の小さな手が僕の髪の毛をくしゃりと掴む。構うことなく、僕は小松君の首筋に甘く噛み付き、舌で鎖骨を辿り、また肩に吸いついた。
「……っ、ふぅ、んん」
小松君の乳輪を焦らすように舌でなぞりながら、手は脇腹を滑る。小松君の腰がひくりと震えた所で乳首に吸いつけば、小松君の背が仰け反った。
「っ、ぁ!」
声を抑えるように唇に手の甲を押しつける小松君の手を引き剥がす。その指先に口付けて、僕はにこりと小松君に笑い掛けた。
「家には誰もいないから、学校みたいに声を抑えなくてもいいよ?」
別に言葉攻めをしたつもりはなかったけれど、昼間のアレを思い出した小松君は羞恥心でだろう、その体を綺麗にピンク色に染め上げていく。
「や、ぁあっ! ココさんの、ばかぁっ!」
小松君の手が僕の肩を掴む。僕は小さく口端で笑うと、小松君のつんと立ち上がったそこに舌を這わせ、歯で僅かに力を込めて挟み込んだ。
「ひ、ぃ!?」
ちゅぷ、と恥ずかしい音が響く。もう片方を指先で弄ってあげながら、僕は小松君のズボンへと手を伸ばす。流石に制服を汚すのはちょっと可哀想だと、下着ごとそれを脱がした。
「や、ああっ」
小松君が抵抗するように僕の手を掴んだ。構うことなく脱がせた下着とズボンをベッド下へと捨てれば、ベルトがごとんと音を立て、衣服が落ちる音が聞こえた。
「可愛いよ、小松君」
唇を離して、下へ下へと舌を伸ばす。唾液の後を残しながら、僕は小松君の弱い所を探すように口付けていった。ぴくんぴくんと反応する小松君は今、多分、どこを触らせても感じてしまっているのだろう。
キスをしただけでも体は蕩けるし、昼間ああした行為をちょっとしただけで顔も蕩ける。なんて体だ、と僕はのめり込んでいくのを自覚しながらも、その体を堪能する。
小松君の中心で僅かに震えているそこにまで唇が辿り着くと、僕は一旦顔をあげて小松君の顔を仰ぎ見る。涙を零し、口端からは唾液が零れ落ちている。同じように、小松君の先端からは涙が零れていた。
「ふ、ぁ、あんっ」
指先で健気にも勃ち上がっているそこをなぞりあげる。小松君の僕を挟み込んだ足が、ぴくんと震えた。とぷりとまた先端から、ぬるぬるとしたものが出てくるのが見える。
その姿に、興奮する。
僕だけが知っている君の姿。僕だけが知っている君の声。
「……凄い、可愛い」
ぺろりと乾いた唇を舐める。ゆっくりと慣らしてあげたいのに、僕の中の何かが早く暴いてしまえと声をあげる。その声を自分の中で殺し、僕はべろりと舌を出して小松君のそこを舐め上げた。
「ひっ!? ぃ、や、ああっ!」
唾液を塗りつけるように小松君のそこを舐め上げる。とぷとぷと溢れでる密を啜り、代わりとばかりに唾液を塗布した。竿を伝って落ちて行った唾液は小松君の睾丸を辿り、その後ろへと流れ落ちていく。
小松君を見上げれば、あまりの快楽にか目から涙を零し、その目はどこか虚空を見ているように虚ろだ。もう限界なのかもしれない。
「イく、イッちゃ……っ、ひ、ぃあ、あっ!」
汚いから離して。と、弱々しい声で小松君が言う。今更何を言っているんだかと、僕はうっそりと笑うと小松君のそこに強く吸いついた。指先で睾丸を弄れば、小松君は仰け反り、柔らかい太股が僕の頬を挟む。
「や、ぁ、ら、め、もう……! んあっ、あ、あぁぁあっ!」
びゅる、と先端から飛び出すもの。昼間盛大に出したせいか、それは昼に口にしたものよりは薄かった。ごくごくとそれを飲みほし、尿道に残ったそれも吸い上げる。小松君の腿が、その刺激にまたぴくんと震えるのが見えた。
「ここ、さ……」
荒く息を吐き出す小松君の、涙で潤んだ瞳が僕を見上げる。僕は知らず、ごくりと溜まっていた生唾を飲み込んだ。
「や、なにっ!?」
僕は小松君の太股を撫でて、ゆっくりとそこに力を込めた。更に開かれたそこに、小松君が不安そうな眼差しで僕を見上げる。
「大丈夫、触る、だけだから」
触るだけ、触るだけ。と、言いながら、我慢できる自身もなかった。普段からトリコやゼブラに、もっと理性的に考えろと叱っているというのに。もしもこんな姿を見られたらもう何も言えなくなってしまうなと、頭の中でどこか冷静な自分が、僕のことをせせら笑う。
「ココさ、やだ、なに、ぃ?」
「気持ち良くなれるところに、触るだけだよ」
不安そうに見上げる小松君に、僕は笑って口付ける。小松君の目は、それだけで気持ちよさそうにとろとろとしたそれに変わった。
僕はゆっくりと、小松君のそこに手を伸ばす。色々な体液でぬるついているその後穴に、まずは中指を一本。
「ひぐっ!? ぅ、ああっ!」
小松君の唇がもぎ離されて、嫌がるように小松君が首を振る。何事かと足の間を眺めた小松君の目が、驚いたように見開かれた。
「う、そ……っ、やだ、ココさ……っ!」
ぬる、と指がゆっくりと中に入り込んでいく。息苦しさに喘ぐ小松君の額に口付けねぬるついたそれを中に浸透させるように、指の抜き差しを繰り返す。
小松君の手が、僕の背中をかりと引っ掻いた。
「は、ぁあっ! やら、や……っ!?」
僕は身を屈めると、小松君の力を失ったそこに口付けた。ちゅうと吸い上げると、小松君の体がひくひくと震える。舌を這わせて、柔く噛んで、唾液を塗す。垂れた唾液は、抜き差ししている指と穴へと垂れていく。指を増やしながら、僕は注意深く小松君の様子を観察した。
痛がっている様子はない。安心して僕は、行為を再開する。
ちゅ、と口付けるような卑猥な音が部屋に響いた。荒い二人の息使いと、部屋に漂う青臭い臭いは、イケナイことをしている気にさせるには十分だった。
「うぁ、あ! あぐ、うぅっ、ココさ、ココさぁ……ッ」
ぴくんと小松君の体は震えている。さっきから震えっぱなしだ。涙も鼻水も垂れっぱなしで、どちらかといえば汚いかもしれないが、僕にはその姿が酷く愛しく見えた。
僕が吸い付いていたお陰か、次第に小松君のそれも力を取り戻し始めてきた。ゆるゆると勃ち上がったそれに吸い付いて、裏筋を舌で強く擦り上げれば小松君の腰がぶるりと震える。
「ふ、ああっ!」
お陰で指も、今では三本に増えていた。小松君はそれに気付いているのかいないのか、シーツを掴んで涙をそこに零している。
「かわいい」
思わず漏れた声も、今の小松君には聞こえていないだろう。口端から唾液を零す小松君の様子を見ながら、僕は指を浅く深く突き立てる。もうそこはぐちょぐちょになっていて、僕の指に心地よくきゅうきゅうと吸い付いてくる程だった。
「あ、ああ、んひ、あっ!?」
そんな小松君の目が見開き、驚いたように僕を見た。僕は今指先で触れた微かなしこりにまた触れる。小松君の体はまた仰け反り、小松君からは甲高い悲鳴があがった。
「ここ?」
「ひ、ぃああ、あっ! や、あああっ!」
小松君が嫌がるように身を捩る。嫌がる本人の意思とは裏腹に、小松君の性器からとぷりと溢れだしたそれは、まさに感じている証拠のように見えた。
「や、あ! ココさ、やめっ、だめ、そこ、そこぉっ」
蕩けたような表情で、小松君がシーツを掴んで僕に懇願する。だけどそれは、もっとして欲しいという顔にしか見えなくて、僕はにやりと笑って小松君のそこを強く擦り上げた。
「ひぃ!? ぁ、あ、あああっ!」
びくびくと中が締まる。ここに僕のを突き立てたらどんなに気持ち良いだろうかと、僕は想像だけでイッてしまいそうなそれに体を震わせた。
「や、やら、おかしく、おかしくなっちゃ……ぁ、あーっ!」
「おかしく、なりなよ。ぼくしか、見えなくなるくらいっ」
僕に溺れて、僕しか見なくなればいい。
呟くと、小松君のぼろぼろと涙を零す目が僕を見つめた。小松君の震える指先が僕に伸びてくる。その手が僕の頬に触れた。動きを止めると、小松君も荒く息を吐き出しながら、じっと僕を見つめた。
「すき」
全く脈略のない言葉だ。だけど震える言葉で紡がれたそれは、僕の奥底の何かを強く揺さぶった。ぐっと言葉に詰まった僕に、小松君は笑った。
「だいすき、ココさん」
「……っ!」
子供みたいな笑みで、子供みたいにたどたどしい言葉で、小松君はそんなことを言う。僕の中のどろどろとした暗い何かが、それだけで拭われていくようだった。
僕は唇を噛み締めて、小松君の肩口に額を乗せる。
「ずるい、よ……っ!」
そんなこと言われたら、最後までシたくなってしまうじゃないか。
そう呟く僕の言葉に、小松君がくすくすと笑う。僕の頭に、小松君の腕が絡んだ。
「……ここまでしといて、何言ってんですか」
触るだけって言ったのに、これじゃ触るだけじゃないですよ。と、小松君の声が僕を咎める。その赦しにも似た声音に、僕は顔をあげて不貞腐れたように眉根を寄せた。
「事実、触ってるだけでしょ?」
「もう、また口ばっかり……」
小松君の甘い声に、僕はふふふと笑う。呆れたように頬を膨らませた小松君の頬に唇を寄せて、僕はその耳に吐息を流し込んだ。
「いいの? 小松君」
「ふぁ、あ!」
ぬろり、とそこに舌を這わせる。小松君は一度躊躇したかのように一度視線を逸らすと、すぐにこくりと小さく頷いた。
「……嫌になったらすぐに言ってね」
すぐに止めるから。
言った僕に、小松君が「そんなこと出来るんですか?」と、からかうように笑った。
あんまり自信はないけど、小松君が本当に嫌ならしてみせるよ。だって愛しているから。
そう僕が耳に囁くと、小松君は頬を真っ赤に染め上げて、また小さく、可愛らしく、「ばか」と呟いた。
僕のベッドの上に、小松君が座っている。それだけで堪らないのに、その小松君は今、そこで僕に大人しく口付けられている。机の上にある飲み物を淹れたグラスの中で、からんと氷が音を立てた。
「ふ、にゃ」
小松君はどうやらキスが好きらしい。キスをすると、体の緊張がどんどんと解けていく。僕はその間を縫って、小松君に口付けていく。夢にまで見た体だ。一度、強姦し掛けた時もあるけれど、想いが通じてからのこれはまた違う。どこか神聖ささえ感じられるその小さな体躯に、僕は愛しみと慈しみを籠めて、キスの雨を降らした。
「ここ、ココさ……っ」
小松君の小さな手が僕の髪の毛をくしゃりと掴む。構うことなく、僕は小松君の首筋に甘く噛み付き、舌で鎖骨を辿り、また肩に吸いついた。
「……っ、ふぅ、んん」
小松君の乳輪を焦らすように舌でなぞりながら、手は脇腹を滑る。小松君の腰がひくりと震えた所で乳首に吸いつけば、小松君の背が仰け反った。
「っ、ぁ!」
声を抑えるように唇に手の甲を押しつける小松君の手を引き剥がす。その指先に口付けて、僕はにこりと小松君に笑い掛けた。
「家には誰もいないから、学校みたいに声を抑えなくてもいいよ?」
別に言葉攻めをしたつもりはなかったけれど、昼間のアレを思い出した小松君は羞恥心でだろう、その体を綺麗にピンク色に染め上げていく。
「や、ぁあっ! ココさんの、ばかぁっ!」
小松君の手が僕の肩を掴む。僕は小さく口端で笑うと、小松君のつんと立ち上がったそこに舌を這わせ、歯で僅かに力を込めて挟み込んだ。
「ひ、ぃ!?」
ちゅぷ、と恥ずかしい音が響く。もう片方を指先で弄ってあげながら、僕は小松君のズボンへと手を伸ばす。流石に制服を汚すのはちょっと可哀想だと、下着ごとそれを脱がした。
「や、ああっ」
小松君が抵抗するように僕の手を掴んだ。構うことなく脱がせた下着とズボンをベッド下へと捨てれば、ベルトがごとんと音を立て、衣服が落ちる音が聞こえた。
「可愛いよ、小松君」
唇を離して、下へ下へと舌を伸ばす。唾液の後を残しながら、僕は小松君の弱い所を探すように口付けていった。ぴくんぴくんと反応する小松君は今、多分、どこを触らせても感じてしまっているのだろう。
キスをしただけでも体は蕩けるし、昼間ああした行為をちょっとしただけで顔も蕩ける。なんて体だ、と僕はのめり込んでいくのを自覚しながらも、その体を堪能する。
小松君の中心で僅かに震えているそこにまで唇が辿り着くと、僕は一旦顔をあげて小松君の顔を仰ぎ見る。涙を零し、口端からは唾液が零れ落ちている。同じように、小松君の先端からは涙が零れていた。
「ふ、ぁ、あんっ」
指先で健気にも勃ち上がっているそこをなぞりあげる。小松君の僕を挟み込んだ足が、ぴくんと震えた。とぷりとまた先端から、ぬるぬるとしたものが出てくるのが見える。
その姿に、興奮する。
僕だけが知っている君の姿。僕だけが知っている君の声。
「……凄い、可愛い」
ぺろりと乾いた唇を舐める。ゆっくりと慣らしてあげたいのに、僕の中の何かが早く暴いてしまえと声をあげる。その声を自分の中で殺し、僕はべろりと舌を出して小松君のそこを舐め上げた。
「ひっ!? ぃ、や、ああっ!」
唾液を塗りつけるように小松君のそこを舐め上げる。とぷとぷと溢れでる密を啜り、代わりとばかりに唾液を塗布した。竿を伝って落ちて行った唾液は小松君の睾丸を辿り、その後ろへと流れ落ちていく。
小松君を見上げれば、あまりの快楽にか目から涙を零し、その目はどこか虚空を見ているように虚ろだ。もう限界なのかもしれない。
「イく、イッちゃ……っ、ひ、ぃあ、あっ!」
汚いから離して。と、弱々しい声で小松君が言う。今更何を言っているんだかと、僕はうっそりと笑うと小松君のそこに強く吸いついた。指先で睾丸を弄れば、小松君は仰け反り、柔らかい太股が僕の頬を挟む。
「や、ぁ、ら、め、もう……! んあっ、あ、あぁぁあっ!」
びゅる、と先端から飛び出すもの。昼間盛大に出したせいか、それは昼に口にしたものよりは薄かった。ごくごくとそれを飲みほし、尿道に残ったそれも吸い上げる。小松君の腿が、その刺激にまたぴくんと震えるのが見えた。
「ここ、さ……」
荒く息を吐き出す小松君の、涙で潤んだ瞳が僕を見上げる。僕は知らず、ごくりと溜まっていた生唾を飲み込んだ。
「や、なにっ!?」
僕は小松君の太股を撫でて、ゆっくりとそこに力を込めた。更に開かれたそこに、小松君が不安そうな眼差しで僕を見上げる。
「大丈夫、触る、だけだから」
触るだけ、触るだけ。と、言いながら、我慢できる自身もなかった。普段からトリコやゼブラに、もっと理性的に考えろと叱っているというのに。もしもこんな姿を見られたらもう何も言えなくなってしまうなと、頭の中でどこか冷静な自分が、僕のことをせせら笑う。
「ココさ、やだ、なに、ぃ?」
「気持ち良くなれるところに、触るだけだよ」
不安そうに見上げる小松君に、僕は笑って口付ける。小松君の目は、それだけで気持ちよさそうにとろとろとしたそれに変わった。
僕はゆっくりと、小松君のそこに手を伸ばす。色々な体液でぬるついているその後穴に、まずは中指を一本。
「ひぐっ!? ぅ、ああっ!」
小松君の唇がもぎ離されて、嫌がるように小松君が首を振る。何事かと足の間を眺めた小松君の目が、驚いたように見開かれた。
「う、そ……っ、やだ、ココさ……っ!」
ぬる、と指がゆっくりと中に入り込んでいく。息苦しさに喘ぐ小松君の額に口付けねぬるついたそれを中に浸透させるように、指の抜き差しを繰り返す。
小松君の手が、僕の背中をかりと引っ掻いた。
「は、ぁあっ! やら、や……っ!?」
僕は身を屈めると、小松君の力を失ったそこに口付けた。ちゅうと吸い上げると、小松君の体がひくひくと震える。舌を這わせて、柔く噛んで、唾液を塗す。垂れた唾液は、抜き差ししている指と穴へと垂れていく。指を増やしながら、僕は注意深く小松君の様子を観察した。
痛がっている様子はない。安心して僕は、行為を再開する。
ちゅ、と口付けるような卑猥な音が部屋に響いた。荒い二人の息使いと、部屋に漂う青臭い臭いは、イケナイことをしている気にさせるには十分だった。
「うぁ、あ! あぐ、うぅっ、ココさ、ココさぁ……ッ」
ぴくんと小松君の体は震えている。さっきから震えっぱなしだ。涙も鼻水も垂れっぱなしで、どちらかといえば汚いかもしれないが、僕にはその姿が酷く愛しく見えた。
僕が吸い付いていたお陰か、次第に小松君のそれも力を取り戻し始めてきた。ゆるゆると勃ち上がったそれに吸い付いて、裏筋を舌で強く擦り上げれば小松君の腰がぶるりと震える。
「ふ、ああっ!」
お陰で指も、今では三本に増えていた。小松君はそれに気付いているのかいないのか、シーツを掴んで涙をそこに零している。
「かわいい」
思わず漏れた声も、今の小松君には聞こえていないだろう。口端から唾液を零す小松君の様子を見ながら、僕は指を浅く深く突き立てる。もうそこはぐちょぐちょになっていて、僕の指に心地よくきゅうきゅうと吸い付いてくる程だった。
「あ、ああ、んひ、あっ!?」
そんな小松君の目が見開き、驚いたように僕を見た。僕は今指先で触れた微かなしこりにまた触れる。小松君の体はまた仰け反り、小松君からは甲高い悲鳴があがった。
「ここ?」
「ひ、ぃああ、あっ! や、あああっ!」
小松君が嫌がるように身を捩る。嫌がる本人の意思とは裏腹に、小松君の性器からとぷりと溢れだしたそれは、まさに感じている証拠のように見えた。
「や、あ! ココさ、やめっ、だめ、そこ、そこぉっ」
蕩けたような表情で、小松君がシーツを掴んで僕に懇願する。だけどそれは、もっとして欲しいという顔にしか見えなくて、僕はにやりと笑って小松君のそこを強く擦り上げた。
「ひぃ!? ぁ、あ、あああっ!」
びくびくと中が締まる。ここに僕のを突き立てたらどんなに気持ち良いだろうかと、僕は想像だけでイッてしまいそうなそれに体を震わせた。
「や、やら、おかしく、おかしくなっちゃ……ぁ、あーっ!」
「おかしく、なりなよ。ぼくしか、見えなくなるくらいっ」
僕に溺れて、僕しか見なくなればいい。
呟くと、小松君のぼろぼろと涙を零す目が僕を見つめた。小松君の震える指先が僕に伸びてくる。その手が僕の頬に触れた。動きを止めると、小松君も荒く息を吐き出しながら、じっと僕を見つめた。
「すき」
全く脈略のない言葉だ。だけど震える言葉で紡がれたそれは、僕の奥底の何かを強く揺さぶった。ぐっと言葉に詰まった僕に、小松君は笑った。
「だいすき、ココさん」
「……っ!」
子供みたいな笑みで、子供みたいにたどたどしい言葉で、小松君はそんなことを言う。僕の中のどろどろとした暗い何かが、それだけで拭われていくようだった。
僕は唇を噛み締めて、小松君の肩口に額を乗せる。
「ずるい、よ……っ!」
そんなこと言われたら、最後までシたくなってしまうじゃないか。
そう呟く僕の言葉に、小松君がくすくすと笑う。僕の頭に、小松君の腕が絡んだ。
「……ここまでしといて、何言ってんですか」
触るだけって言ったのに、これじゃ触るだけじゃないですよ。と、小松君の声が僕を咎める。その赦しにも似た声音に、僕は顔をあげて不貞腐れたように眉根を寄せた。
「事実、触ってるだけでしょ?」
「もう、また口ばっかり……」
小松君の甘い声に、僕はふふふと笑う。呆れたように頬を膨らませた小松君の頬に唇を寄せて、僕はその耳に吐息を流し込んだ。
「いいの? 小松君」
「ふぁ、あ!」
ぬろり、とそこに舌を這わせる。小松君は一度躊躇したかのように一度視線を逸らすと、すぐにこくりと小さく頷いた。
「……嫌になったらすぐに言ってね」
すぐに止めるから。
言った僕に、小松君が「そんなこと出来るんですか?」と、からかうように笑った。
あんまり自信はないけど、小松君が本当に嫌ならしてみせるよ。だって愛しているから。
そう僕が耳に囁くと、小松君は頬を真っ赤に染め上げて、また小さく、可愛らしく、「ばか」と呟いた。
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