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ココマの子供ネタ バレンタインデイ編 夜の光景。
苦手な方はご注意下さい。
予約記事を使って遊んでみました。
朝の6時
昼の12時
夜の6時
バレンタイン当日 朝の6時
に投稿されるよう設定してあります。
よーるっ!
苦手な方はご注意下さい。
予約記事を使って遊んでみました。
朝の6時
昼の12時
夜の6時
バレンタイン当日 朝の6時
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よーるっ!
【夫婦水入らず】
「おかえり、遅かったね。楽しかった?」
僕が手を伸ばすと、ルーが嬉しそうに飛び込んでくる。どうやら、随分楽しかったみたいだ。
「うんっ! 楽しかった!」
「そう、それは良かった」
ルーを地面に下ろしてやって、僕はまたキッスの上に手を伸ばす。
「ただいま戻りました、ちょっと買い物に手間取っちゃって。あ、すいません、これお願いします」
手に乗せられたのは、愛しい体ではなく食材だ。僕は苦笑を浮かべて、それを受け取った。なるほど、確かに結構買い込んできたようだ。
「随分買い込んだね」
「色々なくなりそうだったんで、買っていたら増えちゃいまし……にゃあ?!」
自分で降りようとしている小松君を見て、僕は溜息を吐いてその体を抱え上げた。
「君もルーみたいに素直に腕に飛び込んでくれれば、言うことないんだけどね」
「だ、だって! ココさんが悪いんですよ!」
「僕?」
小松君はそう言って、ルーを見た。僕も倣うようにルーを見ると、ルーが小さく笑った。
「ごゆっくり?」
「ルー!」
ルーが小松君を見て、鈴のようにころころと声を立てて笑う。二人のやり取りに意味がわからないでいると、ルーは家に向かって手を振って見せた。
「シエルー、手伝って!」
「あー、はいはい」
家から出たすぐの場所で僕らを静観していたシエルが、ルーの手から荷物を受け取った。その細い体躯の割にはよく食べるし、力も結構ある子だ。ルーに言われた通り、結構な重量のあるそれを軽々と持ち上げるとルーと一緒に戻っていく。ルーはひたすら嬉しそうにシエルに向かって何か話しかけているようだ。
残されているのは、真っ赤になった小松君と、意味がわかっていない僕。
「で? どうして僕のせいだって?」
腕に小松君を抱えたまま、僕は小松君の顔を覗き込む。小松君は不貞腐れたように唇を一文字に引き結んだままだ。僕は小松君に顔を近付けて、小さく微笑んだ。
「言わないと、キスするよ?」
「……っ! それです!」
「……っ!?」
キスしようとした途端、小松君の小さな手が僕の顔をぐいと引き離した。もうちょっとで甘いキスが出来ると思っていたのに、小松君の手によって拒まれた僕は目を白黒とさせたままその顔を見る。
顔は真っ赤だし、目もちょっと潤んでいる。なんというか、意地でもキスしたくなる顔だ。
「……それって、何?」
「こ、子供達の前でそういうことしちゃ、駄目です!」
僕は小松君の言葉に首を傾げる。確かにたまにルーチェルやシエルに呆れられていることもあるけれど、それでも別に僕は構わないと思っている。だってなんだかんだ言って、子供達も仲が良い僕らを見ているのが、楽しそうで、嬉しそうな電磁波だったから。
「どうして?」
だけど、どうやら小松君は違うらしい。小松君の言葉に問い掛ければ、数拍迷っていた小松君が息を吸い込むのが見えた。
「はっ、恥ずかしい、から!」
次いで、小松君の口からそんな言葉が告げられた。顔を真っ赤にさせた、そんな可愛らしい小松君の言葉に、僕は思わず破顔してしまう。
「わ、笑わないで下さいよぉ! 恥ずかしかったんですよ、本当に! ルーってば、よりにもよってリンさんやサニーさんに……」
「リンちゃん? サニー?」
その口から紡がれた思っても見ない名前に、僕は小松君を見上げた。「あ!」と、いった顔をした小松君は、次いで困ったように眉をへにょりと垂れ下げた。
「買い物の途中で会ったんです」
「へえ?」
僕が目を眇めると、小松君が焦ったように目をうろうろとさせる。じっと見つめていると、観念したように僕と視線を合わせる。
「どうしたら問い詰めないで貰えますかね」
「うーん、そうだな」
小松君が必死に何かを隠そうとしているのはわかっているし、それがルーチェのためだということも知っている。そして、それが悪い方向に行かないことも僕は知っているし、シエルの言葉から僕のために二人が何かをしてくれているのは明白だろう。
だけど、そうだな。今朝のあれはちょっと寂しかったから、その分の意地悪くらいは許されるかな。
僕は口端をあげると、そっと小松君の耳に唇を寄せる。
「それじゃあ、君からのキス一回で手を打とうかな」
その僕の言葉に、小松君の顔が首まで真っ赤になったことは、もはや言うまでもなかった。
明日は本番!
朝の6時頃にアップします。
「おかえり、遅かったね。楽しかった?」
僕が手を伸ばすと、ルーが嬉しそうに飛び込んでくる。どうやら、随分楽しかったみたいだ。
「うんっ! 楽しかった!」
「そう、それは良かった」
ルーを地面に下ろしてやって、僕はまたキッスの上に手を伸ばす。
「ただいま戻りました、ちょっと買い物に手間取っちゃって。あ、すいません、これお願いします」
手に乗せられたのは、愛しい体ではなく食材だ。僕は苦笑を浮かべて、それを受け取った。なるほど、確かに結構買い込んできたようだ。
「随分買い込んだね」
「色々なくなりそうだったんで、買っていたら増えちゃいまし……にゃあ?!」
自分で降りようとしている小松君を見て、僕は溜息を吐いてその体を抱え上げた。
「君もルーみたいに素直に腕に飛び込んでくれれば、言うことないんだけどね」
「だ、だって! ココさんが悪いんですよ!」
「僕?」
小松君はそう言って、ルーを見た。僕も倣うようにルーを見ると、ルーが小さく笑った。
「ごゆっくり?」
「ルー!」
ルーが小松君を見て、鈴のようにころころと声を立てて笑う。二人のやり取りに意味がわからないでいると、ルーは家に向かって手を振って見せた。
「シエルー、手伝って!」
「あー、はいはい」
家から出たすぐの場所で僕らを静観していたシエルが、ルーの手から荷物を受け取った。その細い体躯の割にはよく食べるし、力も結構ある子だ。ルーに言われた通り、結構な重量のあるそれを軽々と持ち上げるとルーと一緒に戻っていく。ルーはひたすら嬉しそうにシエルに向かって何か話しかけているようだ。
残されているのは、真っ赤になった小松君と、意味がわかっていない僕。
「で? どうして僕のせいだって?」
腕に小松君を抱えたまま、僕は小松君の顔を覗き込む。小松君は不貞腐れたように唇を一文字に引き結んだままだ。僕は小松君に顔を近付けて、小さく微笑んだ。
「言わないと、キスするよ?」
「……っ! それです!」
「……っ!?」
キスしようとした途端、小松君の小さな手が僕の顔をぐいと引き離した。もうちょっとで甘いキスが出来ると思っていたのに、小松君の手によって拒まれた僕は目を白黒とさせたままその顔を見る。
顔は真っ赤だし、目もちょっと潤んでいる。なんというか、意地でもキスしたくなる顔だ。
「……それって、何?」
「こ、子供達の前でそういうことしちゃ、駄目です!」
僕は小松君の言葉に首を傾げる。確かにたまにルーチェルやシエルに呆れられていることもあるけれど、それでも別に僕は構わないと思っている。だってなんだかんだ言って、子供達も仲が良い僕らを見ているのが、楽しそうで、嬉しそうな電磁波だったから。
「どうして?」
だけど、どうやら小松君は違うらしい。小松君の言葉に問い掛ければ、数拍迷っていた小松君が息を吸い込むのが見えた。
「はっ、恥ずかしい、から!」
次いで、小松君の口からそんな言葉が告げられた。顔を真っ赤にさせた、そんな可愛らしい小松君の言葉に、僕は思わず破顔してしまう。
「わ、笑わないで下さいよぉ! 恥ずかしかったんですよ、本当に! ルーってば、よりにもよってリンさんやサニーさんに……」
「リンちゃん? サニー?」
その口から紡がれた思っても見ない名前に、僕は小松君を見上げた。「あ!」と、いった顔をした小松君は、次いで困ったように眉をへにょりと垂れ下げた。
「買い物の途中で会ったんです」
「へえ?」
僕が目を眇めると、小松君が焦ったように目をうろうろとさせる。じっと見つめていると、観念したように僕と視線を合わせる。
「どうしたら問い詰めないで貰えますかね」
「うーん、そうだな」
小松君が必死に何かを隠そうとしているのはわかっているし、それがルーチェのためだということも知っている。そして、それが悪い方向に行かないことも僕は知っているし、シエルの言葉から僕のために二人が何かをしてくれているのは明白だろう。
だけど、そうだな。今朝のあれはちょっと寂しかったから、その分の意地悪くらいは許されるかな。
僕は口端をあげると、そっと小松君の耳に唇を寄せる。
「それじゃあ、君からのキス一回で手を打とうかな」
その僕の言葉に、小松君の顔が首まで真っ赤になったことは、もはや言うまでもなかった。
明日は本番!
朝の6時頃にアップします。
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