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拍手ありがとうございますー(*´ω`*)
原稿の励み!癒し!ウオオオ、僕頑張るよ小松君っ!!
さて、今日はまたここで密かに販宣しますっ!w
次回2月新刊の一部を乗せておきますね。
タイトルもようやく決まりました。
「嘘吐きは恋の始まり」
です。
またタイトルに恋を使ってしまった……んだけども、しっくりきてしまったものは仕方がない!w
うおおん、毎回タイトルがぱっと決まる話はいいんですけど、話の中身から考えるとなるといつも頭を悩ませます。
次回新刊も ココ×小松♀ なので、苦手な方はお気を付け下さい。
久々に表紙絵のために絵を描いているんですが、最近SAIで絵を描いていなかったので、なんか凄く違和感があるよ小松君……!w
頑張ります。が、がんば、る……
さて、続きより、本文の一部が見られます。
見直しなどをしていないので、変更になる可能性もありますが、それでもよければどうぞー。
むしゃくしゃしたから、物凄く気になる所にしてやったんだぜっ!!!wwwww←
原稿の励み!癒し!ウオオオ、僕頑張るよ小松君っ!!
さて、今日はまたここで密かに販宣しますっ!w
次回2月新刊の一部を乗せておきますね。
タイトルもようやく決まりました。
「嘘吐きは恋の始まり」
です。
またタイトルに恋を使ってしまった……んだけども、しっくりきてしまったものは仕方がない!w
うおおん、毎回タイトルがぱっと決まる話はいいんですけど、話の中身から考えるとなるといつも頭を悩ませます。
次回新刊も ココ×小松♀ なので、苦手な方はお気を付け下さい。
久々に表紙絵のために絵を描いているんですが、最近SAIで絵を描いていなかったので、なんか凄く違和感があるよ小松君……!w
頑張ります。が、がんば、る……
さて、続きより、本文の一部が見られます。
見直しなどをしていないので、変更になる可能性もありますが、それでもよければどうぞー。
むしゃくしゃしたから、物凄く気になる所にしてやったんだぜっ!!!wwwww←
どきどきと鳴る心臓、知らず紅くなってしまう頬。好きな人なのだ、近くに来られれば、嫌でも鼓動は跳ねあがるし、熱だってあがる。
でも、悟られてはいけない。
だってココさんの中で、僕は男なのだから。
本当は女なんです。と、伝えようと思ったことだって幾度もある。けれど、伝えることは出来なかった。
だって伝えてしまえば、騙していたのか。と、ココさんに失望されてしまうかもしれない。下手をすれば、もう二度と口を利いて貰えなくなるかもしれない。それは嫌だったし、そうなってしまうのが、怖くて堪らない。
だから伝えてはいけない。悟られてはいけない。
嘘をついたわけではないけれど、気付けば結果として嘘を吐いているようなことになっていた。ココさんの傍に、いたかったから。
「……ッ、ふ、」
自分で決めたことなのに、それは思った以上に辛かった。浅はかだった自分に、嫌気が差す。もっと、もっと最初の段階でココさんに女だと告げていたら、こんなに辛くはならなかったかもしれない。
例え最初に、女だからという理由でココさんが僕から離れていったとしても、きっと今よりは辛くなかったに違いない。
ココさんと今まで過ごした時間は楽しくて、愛しくて、もう手放せない所まで来てしまっている。
ココさんのことを、知れば知るほど、好きになった。触れ合えば触れ合っただけ、また好きになった。そんな自分を、僕は止められなかった。
ぱたぱたとシンクの上に丸い雫が落ちていく。それを手にした布巾で拭いながら、僕は情けない自分にすら嫌気が差してきた。
膨れ上がる想いが爆発しそうになる度に、必死に胸を、心を抑えたことも何度だってある。ココさんが向けてくれる優しい笑みは、男の小松に向けられたもので、女の僕に向けられたものではない。その違いが、辛くて、切ない。
気付いて欲しい。
でも、気付いて欲しくない。
相反する気持ちは、せめぎ合いながら僕の中で風船のように膨れ上がっていく。
「ココさん……」
震える声で愛しい名前を呼んだ。居間で本でも読んでいるのであろうその人へと向けて、僕は思いの丈を籠めて小さく小さく、気付かれないように名前を呼んだ。その風船が割れないように、壊れてしまわないように。
「ココ、さん……」
好きです。と、言えないことがこんなにも辛い。
僕は涙を拭って、冷たい水を掌で掬って顔を洗った。
でも、悟られてはいけない。
だってココさんの中で、僕は男なのだから。
本当は女なんです。と、伝えようと思ったことだって幾度もある。けれど、伝えることは出来なかった。
だって伝えてしまえば、騙していたのか。と、ココさんに失望されてしまうかもしれない。下手をすれば、もう二度と口を利いて貰えなくなるかもしれない。それは嫌だったし、そうなってしまうのが、怖くて堪らない。
だから伝えてはいけない。悟られてはいけない。
嘘をついたわけではないけれど、気付けば結果として嘘を吐いているようなことになっていた。ココさんの傍に、いたかったから。
「……ッ、ふ、」
自分で決めたことなのに、それは思った以上に辛かった。浅はかだった自分に、嫌気が差す。もっと、もっと最初の段階でココさんに女だと告げていたら、こんなに辛くはならなかったかもしれない。
例え最初に、女だからという理由でココさんが僕から離れていったとしても、きっと今よりは辛くなかったに違いない。
ココさんと今まで過ごした時間は楽しくて、愛しくて、もう手放せない所まで来てしまっている。
ココさんのことを、知れば知るほど、好きになった。触れ合えば触れ合っただけ、また好きになった。そんな自分を、僕は止められなかった。
ぱたぱたとシンクの上に丸い雫が落ちていく。それを手にした布巾で拭いながら、僕は情けない自分にすら嫌気が差してきた。
膨れ上がる想いが爆発しそうになる度に、必死に胸を、心を抑えたことも何度だってある。ココさんが向けてくれる優しい笑みは、男の小松に向けられたもので、女の僕に向けられたものではない。その違いが、辛くて、切ない。
気付いて欲しい。
でも、気付いて欲しくない。
相反する気持ちは、せめぎ合いながら僕の中で風船のように膨れ上がっていく。
「ココさん……」
震える声で愛しい名前を呼んだ。居間で本でも読んでいるのであろうその人へと向けて、僕は思いの丈を籠めて小さく小さく、気付かれないように名前を呼んだ。その風船が割れないように、壊れてしまわないように。
「ココ、さん……」
好きです。と、言えないことがこんなにも辛い。
僕は涙を拭って、冷たい水を掌で掬って顔を洗った。
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