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表紙こんな感じです。
お友達に見て貰って変な所その他もろもろ突っ込まれなければ…。
突っ込まれないと、いいな…!w
苦手な方には申し訳ないんですがまたにょたです。
3月はホモォ……なので、それまでお待ち頂けると嬉しいです!

以下ちょっとにょた話。
それから数名から「次回新刊は貧乳小松君ですか?」っていう物凄くけしからん質問がきました。
貧乳だよ!!
まあ 前面には出していませんのであまり期待はなさらないように……w

それから続きには滾ったグルメコインのお話。
R-18です。もうちょっと続きます。
もうね~~、私触発されやすいんだってば~~!!
某マイ萌え神様が神様過ぎて拝むことしか出来ないんだぜ……ね、あいなさん←


表紙はちょっとポップな感じにしてみました。

usokoi.jpg

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「一瞬だけ舐めさせて下さいココさん」

 その一言に、ぐっと喉元に込み上げてきたものを呑み込んだ。久々に会った恋人にそんなことを言われてしまえば、おのずとあらぬ所に熱が溜まってしまうのも仕方がないだろう。
 小松君は僕によく、もっと欲張っていいのに。と、とんでもないことを言うことがあるけど……。
 冗談じゃない。
 僕は小さく息を吐いて、額を抑えた。これ以上欲張りになんてなれないくらい、君だけが欲しくて堪らないというのに。
「ココさん?」
 そんな僕の心情も知らず、哀れな兎は僕の元へと駆けてきては小首を傾げて僕を上目遣いで見つめる。
 あぁ、だから。そんな顔で見るなってば。
「……顔、赤いですね。大丈夫ですか?」
 小松君の手が僕の手に触れた。今はその何気ない小松君のスキンシップもきついものがある。ともすれば今すぐここで君の唇を貪って、その体を今すぐ快楽の色に染めてやりたい。
 そんな邪な考えがむくむくとわき起こる。僕だって男だ。そういった欲求というものだって当然持っている。
「平気、だよ?」
「そうですか? 心なしか息も荒いですし……無茶をしているんじゃ? ちょっと休みましょう? 僕、トリコさんに言ってきますね」
 トリコさーん! と、小松君は叫びながらぱたぱたと駆けていった。トリコと何事かを話している小松君の後ろ姿を見ながら、僕はほっと息を吐いた。確かに個室で一人で休めれば、この熱も多少は沈められるかもしれない。どうせ今日はここで一泊するだろう。部屋を借りることにはなんら問題ない。
「トリコさんとマッチさんには事情をお知らせしておきましたっ! あと、部屋もどうせ今日泊るんだからって、トリコさんがお店の人に掛け合って用意してくれたので、行きましょう、ココさん!」
「……は?」
 ホテルの鍵なのであろうカードキーを僕に見せると、小松君が笑った。僕はそれ同時に、眉間に皺を寄せる。トリコの意図がわからない。そう思ってトリコへと視線を投げると、にやりと嫌な笑みを浮かべたトリコが、口だけで僕に告げる。
「ごゆっくり」
 品のない笑みを浮かべたトリコは、首を傾げるマッチを連れてカジノの奥へと向かって行った。
 僕はがくりとうなだれる。
 ……迂闊だった。
 トリコに言われた言葉に納得し、僕は盛大に息を吐いて、額を抑えた。どっと疲れがやってきたみたいだ。成程、あいつの鼻はどうやら、今の僕の体に燻る熱さえも嗅ぎ取ったらしい。僕は隣でやっぱり具合が悪いのかと心配そうに僕を見上げる小松君を見下ろした。
「……君がいけないんだからね」
「へぁ?」
 もう知らないよ。と、僕は一人ごちて、小松君からカードキーを奪うと大股に歩き出した。慌てたように僕を追い掛けてくる小松君の気配を背後に感じながら、僕は歩く足をひたすらせっせと動かす。そのおかげか、部屋にはすぐに辿り着くことが出来たけれど、小松君はもう息も絶え絶えといったように膝に手をついて汗を拭っている。
「こ、ココさ……ッ、ぼく、なにか、しま、した?」
「……入って」
 僕は小松君の手を取り、中へと押し込むように小松君の背中を押した。それと同時に自分も滑りこむように中へと入り込み、素早く扉を閉めて小松君をそこに押し付けた。
「ココさ……?」
 がちゃりと扉の鍵を閉め、驚いたような小松君の薄く開かれた唇に噛み付くように口付けた。
「ふ……ッ!? ん、んむっ!」
 最初から激しく、逃げようとする舌を絡め取り、ズボンの中に入っているシャツを引っ張り出した。唾液を流し込み、そこにほんの少しの媚薬のような成分を含ませる。小松君は疑うことなく僕の唾液を飲み込んだ。これはちょっとした仕返しだよ、と、僕は心の中で呟いて、ほくそ笑む。
 唇はくっつけたまま、僕は性急に事を進める。シャツの下に手を差し入れて、もう片方の手では小松君のベルトを緩める。ジッパーを降ろし、ズボンと下着をずるりと脱がせれば小松君が驚いたように身を震わせた。
「ふにゃっ、ココさ……ぁっ、んむ……ッ!」
 抗議の声はあげさせない。元より聞くつもりもない。思っていたよりも余裕のない自分に、僕はキスをしながら苦笑を浮かべた。
 小松君のまだ反応を示していないそこに指を絡め、胸の尖りも一緒に弄る。堪らないといった風に顔を逸らそうとした小松君を、唇を強く押しつけることでそれを制した。
「ぁ、ひん、んぅッ! んーっ!」
 小松君の手が僕の胸を力なく押す。知ったことかと僕はその手を引き寄せて、その体を抱きあげる。
「ひゃぅ!? ぁ、あの、ココさ……っ、な、なんでっ!」
「久々に会った恋人に舐めさせて、だなんて、誘っているとしか思えないだろ?」
 僕はそれに答えているだけだよ。と、言えば、小松君の頬が真っ赤に染まった。
「ち、ちがっ! あ、あれはコインの話、で!!」
「どっちでもいいよ。僕はコインだとは思えなかったな、あんな興奮した顔で、さ?」
「そりゃ気分も高揚しますよ! だってこんな所にくるのはじめ……っ、ん!」
 今までの行為とは打って変わって、優しく小松君をベッドに押し倒す。天蓋付きのベッドに備え付けられていたカーテンの紐を解けば、レースのカーテンがいやらしく垂れ幕のようにベッドを覆う。
「こ、ココさんっ!」
「僕がこうなったのは、君のせいだからね……それを今から身を持って、教えてあげる」
 タイを解きながら、僕は静かに小松君に圧し掛かった。





もうちょい続きます。
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