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お酒が家の冷蔵庫にあるんですがツマミがなくて、なんだか飲む気になれなかった鏡眞です。
エイヒレたべたい。←
最近寝不足?で、肌がぼろぼろになってきたので早く寝ようと頑張りつつ結局早く寝ていない。。。
ああでも、化粧水と乳液で改善したから そっちの問題だったのでしょうか…謎です。

それから近日中に陰陽師とカフェココマもそのうちあげますー。カフェココマはやくくっつけたいです。
あと十二国記ね。

それから、もはや小話というよりは 普通のお話になっている気がしますがそのうち日記にあげた文字もログとしてサイトにあげますね。
そして続きから、表題のココマ。今回もR-18です。
魘される小松君を宥めるココさん。振られたから頑張って書いてみました、Nさん頑張った私にココマくれ

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【魘され小松と慰めココ】
「ま、まってくださいっ!」
 起きたのは、そんな自分の叫び声が聞こえたからだ。
 手は空中に伸ばされて、何かを掴もうとしていたかのように握り拳を作っている。指先は、酷く冷たかった。
 慌てて横を見れば、ちゃんとその人はそこにいた。僕はそのことに、安堵の吐息を漏らした。身を起こして、その眠っている人の顔を見る。穏やかな寝息を立てる人の温もりが欲しくて、僅かにそちらに体を寄せた。その温もりを僅かに感じて、やっと少しだけ安心できた。
 握っていた拳を解いて、そのまま恐怖で震えそうになる体を抱き締める。荒い息を整えるために呼吸を繰り返していると、不意に後ろから太い腕に抱かれた。
「わ、あ?!」
「どうかした?」
 ぎゅ、と隣にいた人が僕のことを抱きしめてくれた。その熱に包まれて、僕はびっくりして身動ぎ出来なくなる。
「凄い汗だし、ちょっと顔色も悪いかな? 何か悪い夢でも、見た?」
 ココさんを見返すと、ココさんは優しい笑みを浮かべて宥めるように僕の顔にキスをしてくれる。僕は夢の内容をココさんに伝えた。トリコさんもサニーさんもゼブラさんも、皆普通に歩いていくのに、自分は走っても走っても、その背中に追いつけない、そんな置き去りにされる夢のことを。
 ココさんも僕の横を見向きもしないまま通り過ぎて、どんどん僕から離れていった。それが嫌で嫌で、悲しくて、辛かったこと。
 ココさんは僕の言葉に頷きながら、僕の体をぎゅうと抱き締めてくれていた。思い出しただけでぽろぽろと零れ落ちた涙は、ココさんの唇が掬ってくれる。
 そうして暫く、ココさんの胸に僕は抱かれたまま、顔中にキスの雨が降ってきた。慰めるように、宥めるように。
「……こ、ココさん」
「うん? 落ち着いた?」
 ココさんの裸の胸に触れる。ココさんの片腕は僕の肩を抱いたまま、もう片方は僕の腰を引き寄せる。更に密着する体と熱に、僕は頬を赤らめる。
「……あ、あの、起こしちゃって、ごめんなさい」
 ただ置き去りにされる夢。だけどそれは、僕にとって酷く恐ろしいものだった。いや、もしあれが本当だったとしても、前の生活に戻るだけだ。家と職場を往復して、たまに料理雑誌を見て、ちょっと奮発して高級な食材を買ってみたり、するのが、幸せな……
「無意味なことを考えるものではないよ」
 ココさんの柔らかな声が、僕の意識を戻した。ココさんは僕を宥めるように、背中を撫でてくれる。
「怖い夢を見たくらいで……」
 取り乱してしまってすいません。ごめんなさい。
 視線を落として、僕はそんなココさんに謝った。どちらにしても、ココさんの安眠の邪魔をしてしまったことに変わりはない。
「……何で謝るの? 僕は、嬉しかったけど」
 ココさんの本当に不思議そうな声が聞こえて、僕は「え?」と、顔をあげた。ココさんは本当に嬉しそうに笑うと、ぎゅうと僕を抱き締めて、シーツの上に倒れ込む。ばふっと音を立てて二人で寝転び、僕はココさんの胸に頭を押し付けられた。
「だってさ」
 ココさんの手がぎゅうぎゅうと僕を抱く。僕も冷えた指先を、ココさんの背中に回した。
「夢の中でも離れたくないって、思ってくれたんでしょ?」
 それだけ、愛してくれてるんでしょう? そんなココさんの言葉に、僕は目を見開いた。ぎょっとしてココさんの顔を見上げると、ココさんはそれこそ蕩けるような笑みを浮かべて、僕を見つめていた。
「それにさ」
 ココさんの手が、僕の衣服の上から、僕の体をなぞる。
「そんな夢見るなんて、僕の愛し方が足りてなかった」
 つまり、そういうことだろう?
 そんな声と共に、僕の体に覆い被さる影に、僕は目を見開いた。目の前で瞳を細めるココさんは、とても優しい表情で僕を見下ろす。顔が赤くなっていくのを自覚しつつ、僕はそれを止めることが出来ない。
「夢の中でだって、離してなんかあげない」
 離れられると思わないで。と、ココさんは言う。僕の思いを、覚悟して知って。と、まるで脳に、体に、刻み付けるように、柔らかな声が届く。
 シャツの中にするりと入り込んできた手に、僕はびくんと体を震わせた。
「や、コッ、ココココッ、ココさんっ!!」
「……何?」
 そのまま始まろうとする行為に、僕は慌てた。寝る前までずっとココさんを受け入れていた体は疲れているし、何より。
「ぼくもう、できな……っ、出ない、ですぅっ!」
 もう精も根も力尽きて果てた後なのだ。これ以上は出来ないと僕はふるふると首を振る。胸の天辺をココさんの手が掠めて、僕はぶるりと腰に重く溜まる快感に、目に涙を浮かべた。
「…………大丈夫だよ」
 一体何が大丈夫なのか。その根拠は一体どこから来るのか。僕にはてんでわからない。
 さっきまでの優しい雰囲気はどこにいったのだろうか。そんな不満を漏らす僕に構うことなく、ココさんはとても良い笑顔で言った。
「出なくっても、イけるから」
 そんな、清々しい程の笑みで! なんてことを言うんだこの人は!
 恐怖も何も、お陰さまで全部吹っ飛んだ。圧し掛かってくるココさんに、僕は抗議の声をあげたけれど、それもすぐに彼の唇によって塞がれた。


<hr>
「ふ、ぇえっ、もう、やら、ぁっ」
 泣きごとのような言葉が口をついて出る。さっきまでシてたから柔らかいね、という言葉を聞いたのが、もう何時間も前のことのように思えてならない。
 ココさんのものが僕の中を出入りする。ぐぷぐぷと音が響き、僕の体をココさんは蹂躙していく。
 僕は強い刺激に、目をぎゅっと閉じた。どんどん、ココさんの動きに翻弄されていく。唾液も鼻水も出っぱなしで、酷い顔をしている自覚はあるけれど、これを気にする余裕は今の僕には、ない。
「ぁ、あっ!」
「かわいい、小松君……っ」
 ココさんがうっとりと、そんな僕に言葉を掛ける。耳元で吐息を吹き掛けるように囁かれれば、僕はきゅっと後ろを締めてしまう。それにココさんが、ぐぅ、と声をあげた。
 僕のモノは力無いまま、涙を零してココさんの動きにふるふると震えている。寝る前にこってりと搾り取られたそこには、もう何も残っていないのだろう。
 そこにココさんの指先が触れて、僕は嫌だと首を振った。
「ゃ、ああっ、ぁ、むりぃ、もうやだぁ、ぁっ」
「でもこのままじゃ、君も辛いでしょう?」
 一緒にイこうよ。と、ココさんが言う。だからイくも何もイけないのだと僕は言いたかったけれど、ココさんが聞く気はないようだった。
 力のないそこを揉み込むようにココさんがふにふにと触れる。堪らない刺激に仰け反った首筋に、ココさんの唇が触れた。ちゅうと吸い付かれて、汗ばむ肌を撫でられて、腰に手が添えられる。
 より一層激しくなる抽送。堪らなくなる刺激に、僕はびくんびくんと体を揺らした。
「やら、や、ぁあっ! イ、けな……っ、も、むり、だからぁっ!」
「大丈夫、小松君ならイけるよ」
 なんの確信だ。なんの冗談だ。僕は涙をぼろぼろと零しながら、ふうふうと息を吐く。逃げようとシーツをずり上がれば、ココさんの手によって引き戻されて、より深くココさんを深くに受け入れる羽目になった。
「ぁ、あーっ、あ、あ!」
「君が、そんな夢を、見た、のは」
 ココさんが素早く、深く、抜き差しを繰り返す。その一回一回打ちつけられていくそれが、僕にとって堪らない刺激だった。強く強く、一番感じる所を擦られて、ココさんの手に翻弄されて、閉じた瞼の裏側をばちばちと星が飛ぶ。
 焼きつけられるような快楽に、僕の頭はまさしく馬鹿になるんじゃないかと、そんなことを思った。
「僕が、君に、気持ちを、伝え切れて、ないから、だ」
「ひぐ、ぅ、あ、ああ…っ?」
 ココさんの言葉に、そこに滲む何かに、僕は強く瞑っていた目を開けた。そこには僕を抱きながら、少しだけ泣きそうな顔を浮かべたココさんがいた。
「ココ、さ……っ、」
「離すわけない。離せるわけがない。こんなに君が好きで、好きで、堪らなくて、抱いても抱いても、足りない、のに……っ」
 好き過ぎて苦しくて、辛くて、嬉しい。ココさんはそう言って、どことなく儚げに微笑むと、僕の頬を撫でた。
「好きだよ、小松君。愛してる」
 抱き潰してしまいそうな程に。
 ココさんの言葉に、僕は目を見開いた。
「ひ、ぃ、ああっ?!」
 びくんびくんと、体が震える。射精は出来そうにもないのに、体の中から何かが迫ってくる感覚。
「ゃ、やだ、やだやだ、ぁ、あ! なんか、なんか…くる、ぅっ!」
「イきそ、う? 」
 わからない。わからなかった。だけど感じたことのないそれに、僕は恐怖で体を震わせる。
「やだ、ココさ、とめて、とめ、あ、あ、ぁぁあっ!」
「大丈夫だから、そのまま……っ!」
 ぎゅうとココさんが僕を抱き締める。ぐんとココさんのモノに一番感じる所を強く擦られて、それは僕の中で、弾けた。
「ひ、ぃ!? あぐ、ぅ、うあ、にゃひ、あ、ふぁあああっ!」
「く、そ……っ!」
 体が仰け反る。目の前が白に染まる。体が言うことを利かない。足も腰も勝手にびくびくと震えて、強い快感に押し流されていくようだった。
「あ、ぁぁ、ああ、あ!」
 言葉は意味をなさず、僕の唇から零れていく。僕の中でココさんが弾けて、更に僕の中を熱い何かが満たしていく。その刺激にまたさっきと同じ刺激が体を駆け抜けて、僕はもういやだと首を振る。
「い、やああ、あ! ださな、でぇ…ッ、や、ぁ、また、また……っ、あ、にゃあんっ!」
「そんなこと、いわれ、ても……っ!」
 びゅるる、とココさんの精液が僕の中に吐き出されていくのを感じながら、びくびくと震える。なんだかずっとイキッぱなしのような感覚で、僕の頭の中はもうぐちゃぐちゃだった。
「ひ、ひぅ、」
「凄かった、ね……」
 ココさんは苦笑を浮かべて、僕の額に優しい口付けをくれる。
 その刺激にさえ感じてしまって、僕はココさんの顔を掌で押し退ける。
「や、だぁ……っ」
 もう泣きべそだ。感じすぎておかしくなりそうだった。そんな僕の掌にも口付けてきたココさんが、嬉しそうに笑った。
「ほら、ドライでもイけたじゃない」
「ばかぁ……っ」
 どこか舌ったらずの、幼子のような言葉遣いになってしまうのはもう、しょうがないことだと思う。
「言っただろ? 抱き潰したいくらい、愛してるって」
「だからってこんな……ぼく、本当に死ぬんじゃないか、って……」
 死なないよ。死なせる筈もない。と、ココさんはどこか自身たっぷりに言う。いつも変なところで自信を失くすくせに、こういう時だけは自信たっぷりなんだから。と、僕は頬を膨らませる。
「ココさんの、絶倫」
 僕の精一杯の罵声に、ココさんは意外だとでもばかりな表情をする。むっとすると、ココさんはそんな僕を見て、くすくすと笑った。
「知らなかった? 結構、大変なんだ。これでも、我慢してるんだよ」
 確かに、後ろに受け入れているココさんは既に力を取り戻し始めているようだ。抱き潰されるというのも、なんだか納得出来そうだった。僕は笑って、頬に当てられたココさんの手に、自身の頬を擦り寄せる。
「……じゃあ、我慢しないで下さいよ」
「小松君……?」
 ココさんの眉間に皺が寄る。それ以上は駄目だと言いそうな唇を指先で塞いで、僕は小さく笑みを浮かべた。
「変な夢を見ないように、刻みつけて下さい、僕に」
 ココさんの、思いを。
 僕の言葉に、ココさんはぐっと息を飲み込んだ。馬鹿なことを。そう言いたそうな表情で見つめてきたココさんを、僕は口元に笑みを浮かべて見つめた。やがてふうと息を吐き出したココさんは、体を起こして僕の太股を撫であげる。その刺激に、ふるりと腿が震えた。
「……わかってないね。今までこんなことに興味がなかった僕だって、こんな自分の変化に戸惑っているくらいなのに」
「だって、ぼくも、ココさんが好き、だから……」
 だから、ココさんのことを感じることは嫌いじゃない。
 そう言うと、ココさんは眉間にまた深い皺を寄せた。
「やだってさっきまで言ってたくせに……もうどうなっても、知らないよ」
「上等、です……っ、ん、ぁっ!」
 ココさんの動きが再開される。僕は再び強く送られてきたその快感に、声をあげて、啼いた。
 そうして後は、もう、ただココさんの熱と思いに、翻弄されるだけ。
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