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ひゃ~~!!
トリコのココマの子供ネタ、過去記事にもたくさんWeb拍手ありがとうございますーっ!
頑張りますねっ!来週火曜日辺りに全部纏めたやつを一回あげようと思いますー。
一話一話は短いんですが、纏めると長くなってきたような気がします(笑
これは十二国記と違って書きたいものを本当に書き散らかしているだけなので、完結とかはなさそうですが。
さて、手ブロにて、TAF(トリコあやかしフェス)というやつに参加してみました。
トリコのキャラクターを妖怪化して和装させちゃおうぜ!と、いう素敵な企画です。
その過程で、各国の妖怪とか調べていたんですが…そこにいた「猫女房」というあやかしがとても可愛らしくてですね。
本当に萌えるんだよこれえええ!
あ、元のお話は雌猫なんですが、普通にホモォにしちゃってます。
それに相変わらず原作無視もいい所というか…w
手ブロのコメ欄で書き起こしていたんですけど、力尽きまし、た。
気が向いたら!気が向いたら描こうと思い、ます。
でもお話は本当に可愛らしいので、是非読んでみて下さいー(*´ω`*)
『猫女房』で検索したら出てくると思います!
と、いうわけで以下 猫耳、妖怪化などが苦手な方は見ないようにお願いします。
トリコのココマの子供ネタ、過去記事にもたくさんWeb拍手ありがとうございますーっ!
頑張りますねっ!来週火曜日辺りに全部纏めたやつを一回あげようと思いますー。
一話一話は短いんですが、纏めると長くなってきたような気がします(笑
これは十二国記と違って書きたいものを本当に書き散らかしているだけなので、完結とかはなさそうですが。
さて、手ブロにて、TAF(トリコあやかしフェス)というやつに参加してみました。
トリコのキャラクターを妖怪化して和装させちゃおうぜ!と、いう素敵な企画です。
その過程で、各国の妖怪とか調べていたんですが…そこにいた「猫女房」というあやかしがとても可愛らしくてですね。
本当に萌えるんだよこれえええ!
あ、元のお話は雌猫なんですが、普通にホモォにしちゃってます。
それに相変わらず原作無視もいい所というか…w
手ブロのコメ欄で書き起こしていたんですけど、力尽きまし、た。
気が向いたら!気が向いたら描こうと思い、ます。
でもお話は本当に可愛らしいので、是非読んでみて下さいー(*´ω`*)
『猫女房』で検索したら出てくると思います!
と、いうわけで以下 猫耳、妖怪化などが苦手な方は見ないようにお願いします。
【猫女房のお話】
昔々、とある所に飼い主に捨てられた可哀想な猫が一匹おりました。
その猫は飼い主に苛められ、ぼろぼろです。
それでも猫は『にゃあにゃあ』と家の前で鳴いて、唯一頼れる飼い主を呼んでみましたが、飼い主がその声に応えてくれることはありませんでした。
途方にくれた猫は、『にゃあにゃあ』と泣きながら暗い夜道を歩き始めました。
暗くて怖い夜道です。怯えながらも真っ暗な道を鳴きながら進みましたが、猫の声は弱々しく、誰ひとりとして気付きません。
けれど、その声に気付く者が一人だけいました。
月明かりの中、書き物をしていたその男は窓の下から微かに聞こえてくる声に気付きました。
男が窓の下を覗き込むと、そこには微かな声を漏らしながら、ぐったりと体を横たえる猫の姿がありました。
「……おや、こんな夜中に随分と悲しそうな声だね。それに、誰かにいじめられたのかな? 怪我をしているね」
男は手を伸ばして、その猫を抱き抱えてやりました。
猫は微かに目を開くと、男の顔を見て「にゃぁ」と一声、寂しそうに鳴きました。
男は猫を優しい手付きで撫でてやると、猫を抱えたまま、家の中へと戻っていきました。
男の名前はココと言いました。
貧乏というわけではありませんでしたが、元々暮らしに無頓着な男の部屋はとても質素なものでした。
「ほら、お食べ」
「にゃぁ!」
ココは自身の食事を猫用に買ってきた小皿へ移しては、猫に食事を分け与えました。
男は猫に「小松」と名付け、小松君と呼んでは大層可愛がるようになりました。
夜は「寒いだろう」と、その懐に猫を抱き込み寝てやり、昼の占いの仕事の合間には猫を撫でてやり、時には男がこしらえた小さな毬で遊んでやることもあります。
猫も甘えたように男の体へと擦り寄っては、男の撫でてくれる手に幸せそうに声をあげていました。
ところが、ある日。
「おい、ココ」
がらり、と玄関口をやや乱暴に開けられました。居間で遊んでいた猫は、慌ててココの懐へと飛び込みます。猫にとって、もうそこが一番安心出来る場所へとなっていました。
「あ? なんだ、今の?」
「猫だよ。お前が乱暴に入ってくるから、びっくりしちゃったんだよ。ね、小松君。大丈夫だよ、別に怖い奴じゃない」
猫はココの懐から、ひょこりと顔を覗かせました。見慣れない顔に首を傾げながらも、ココの手によって懐から出されてしまいます。ココは猫を抱き抱えたまま、玄関口から入ってきた男へと視線を向けました。
「へえ、お前が猫、ねえ」
「可愛いだろ?」
膝の上に猫を乗せて、ココはどこか緊張した面持ちの猫を落ち着かせるように撫でています。その首には、ちりちりと鳴る鈴をつけた首輪までついてありました。
「で、何の用だ、トリコ」
「あぁ、また仕事を頼む。カクレミオンを探してえんだ、場所、特定出来るか?」
「……あぁ、あれか。ちょっと待ってろ」
ココはトリコの言葉に頷くと、猫を膝の上から降ろし、仕事に必要なものを取りに別の部屋へと移動していってしまいました。
部屋に残されたのはトリコと呼ばれた男と、猫の小松のみです。
トリコは傍らに置いた箱から何かを取り出すと、もしゃもしゃとそれを食べ始めました。どうやらお弁当のようなもののようです。
緊張したように扉とトリコを見やる猫に、トリコはクックとおかしそうに笑いました。
「別に取って食いやしねえよ。ほら、これ、食うか?」
トリコは傍らにあった箱のようなものから何かを取り出すと、それを猫に差し出しました。
猫も警戒しながらも、トリコの元へとほたほたと歩いて行きます。
鼻をくっつけてみれば、それは猫にとってとても魅惑的な香りがします。
「俺が今朝、十夢から貰ってきた鮭だから、悪いもんはくっついてねえし新鮮で美味いと思うぞー」
男はそう言うと、箸で箱の中のものを摘んでは口に含んでいきます。
小松は警戒しながらも、その手にある鮭と呼ばれたものを口にしてみました。思いの外美味しいそれに、小松はすぐにトリコの手にあるもの全てを平らげました。
「お、美味かったか?」
「にゃあ」
綺麗にトリコの手にあったそれを舐め取った小松に気付いたトリコが、ニカッと笑って猫に問い掛けます。
小松も鳴いて、ぺろりと口周りを舐め取りました。
「トリコ、わかったぞ……って、小松君?」
「にゃぁ!」
ココに呼ばれて、トリコに撫でて貰っていた小松はとてとてとココの元へと駆けより、その足に擦り寄ります。
「どんな手品をしたんだ? 小松君がそこまで懐くなんて珍しい」
「別に? 餌付けしたってところか」
トリコが傍らにある今はすっかり空になった弁当箱を見ています。それを見て、ココは何かを理解したようでした。
ココは足に擦り寄る小松を抱き上げて、小松の目を苦笑しながら覗き込みます。
「全く……本当に君は食いしん坊だね」
ココの呆れたような声に、小松は「にゃあ」と嬉しそうに答えたのでした。
その晩、小松はこっそりココの懐から抜けだしました。
トリコに言われた言葉が気になっていたからです。
『あいつはよく飯を抜くからなあ。お前がちゃんと三食作って、あいつに無理矢理にでも食わせてやれたらいいのにな』
その言葉が気になっていました。
ココは確かに、食事をあまり気にしていません。小松が訴えなければ、二食立て続けに抜くこともしょっちゅうありました。
「にゃぁ」
小松は尻尾をゆらりと揺らし、ココがよく小松にご飯を作ってくれる所を見上げます。
自分の手を見ても、それはとても料理などできるような手ではありません。
「ふにゃあ」
猫は鳴きました。
こんなによくしてくれる人に何か恩返しがしたいと、誰かに訴えるように小松は鳴きました。
その日、台所で丸くなって何かを考えていた小松は、すぐに睡魔に襲われて、うとうとと眠ってしまいました。
「ねえ、ちょっと、君」
ココの優しい声が聞こえます。
「ふにゃ」
小松は目を擦りながら、その手を払おうとしましたが、力強い手が許してくれません。
いつもなら「仕方ないな」と笑ってくれるのに、今日は一体どうしたのかと小松は目を開きました。
「君、だれ?」
「ぅ、にゃ? こまつ、です」
小松はそこではたと気付きました。
ココが怪訝そうな顔をしています。小松も驚きに体を硬直させるしかありませんでした。
自分の手を見て、ついでココの顔を見上げ、それからまた自分の手を見ました。
「こまつ……?」
「ココさん、ぼく、にんげんに、なったみたいです!」
「は?」
にゃーとうれしそうに声をあげた小松が、ココの首へと抱きつきます。
その首から、ちりちりと音を立てて何かが転がりました。ココが見れば、そこにはココが小松につけてやった首輪が落ちています。
そして、ココが得意の占いで小松の姿を視ても、その電磁波は間違いなく猫と同じもののように思えました。
「まさか、本当に? 小松君なのかい?」
「はいっ、こまつですっ!」
舌ったらずな声で小松はココに擦り寄ります。その仕草も、ココの猫にそっくりな仕草でした。
ココはいよいよ呆気に取られ、小松の顔を覗き込みます。
「へへ、僕、あさごはんつくります、ね!」
「え?」
小松はうきうきと台所に立ちました。二足歩行は不思議な感じはしましたが、特に不便は感じません。
暫くココは小松の手元を不安そうに見ていましたが、小松は元々調理場などで人間が料理する所を見るのが大好きだったので、手慣れたように料理を作りました。ココもその手際を、驚いたように見ています。
うきうきと小松が作った朝食を出されたココは、驚きながらもなんとかそのご飯を口にしました。目の前には、どこか緊張したような、猫だった小松の姿があります。
「……美味しい」
ココは驚きました。心からの賛辞である言葉に、小松は花が開くように笑いました。
それから二人は、幸せに仲良く暮らしましたとさ。
みたいなそんな話。
すごい最後の端折り加減がはんぱないwww
だけど懐で猫が寝ているとか本当に可愛らしいくてー!
あと本来は猫が伊勢参りして神様が猫の願いを叶えてくれるんですけど、ちょっとあんまりにも長くなりそうなのでそこも端折りました。
本当に健気な猫だでー(*´ω`*)可愛い!
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