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うおお!
サイトとブログへの拍手ありがとうございますー!
皆さんプリクラ撮りましょ!ねっ!(笑
結構楽しいですよ!絵柄もかっこいいですしっ!!
あと続きに小話置いてあります。
狐と仔狸がグルーミングしてたら可愛いなーって、思って。
良ければどうぞ!
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皆さんプリクラ撮りましょ!ねっ!(笑
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あと続きに小話置いてあります。
狐と仔狸がグルーミングしてたら可愛いなーって、思って。
良ければどうぞ!
「にゃあっ、くすぐったいですぅ」
「もう、じっとしてて」
ざりざりと耳を舐められて、仔狸がころころと笑う。それでも仔狸は大人しく、狐のされるがままにされていた。
「にゃー! ココさぁん」
甘えるような声で擦り寄る仔狸に、狐も微笑んでその頬をぺろりと舐める。顎の裏を撫でられて、ちゅうと額に吸い付かれると、仔狸はうとうとと欠伸を漏らす。
安心出来るココの腕に包まれて、仔狸はすりすりと頭をココの胸にもたげた。
「眠いかい?」
「もう、ちょっと」
ココさんに舐めて貰うの、気持ち良いからすきなんです。
と、どこか蕩けたような声で言う仔狸に、ココの心臓はどくりと跳ね上がる。
「……全く、困った仔だね」
「にゃっ! そうだ、僕も舐めます!」
ハッとしたように顔をあげた狸が、とても良いことを思い付いたように顔をあげた。それでもその目はとても眠そうだ。ココはくすくすと笑うと、仔狸を抱えたまま横になる。
「ん、じゃあ、お願いしようかな」
あい! と、どこか舌っ足らずな返事をした仔狸はもぞもぞとココの腕の中で動き、ココの頬に口付けてぺろぺろと舐め始める。軽い愛情表現のようなものなんだろうかと思いながらも、あながち意味がないわけではないようで、仔狸の毛並みはここのところとても良い状態を保っている。
ココは指先でふわふわとした耳を撫でて、その小さな頭を撫でてやる。短い髪を優しく梳いてやれば、仔狸はココに抱きつくような形のまま、ことりと力をなくしていた。
「小松君?」
声を掛けても反応はない。僅かに体を起こせば、ずるりと落ちかけた仔狸の体をココは支える。案の定、すぴすぴと気持よさそうな寝息を立てながら仔狸は眠りに入っている。
「……にゃぁ」
小さな指がココの衣服に絡んでいた。ココはその小さな手を見て、柔く微笑む。
「おやすみ、小松君」
ココは小松を抱え、ゆっくりと横たわる。腹の上で丸まる仔狸の背中や頭を優しく撫で続けてやれば、まるで揺り籠に揺られているかのように、ゆらゆらとした眠りがココにもやってくる。
ココを穏やかな眠りの淵へと誘われるがままに、ゆっくりとその瞳を閉じた。
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