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ココマ乞食なJさんに「見て見てこんなココマ萌えるよね!」って、出来たばかりの小話を投げつけた鏡眞です。
私もなんか描かないとな。とか、Jさんが餌食になるようなことを言うから「じゃあこの話のお手紙ココマ描いてよ!」と、言ったら案の定描いて頂けてとても嬉しくてウヒヒ、です!
全部出来てから載せようと思ってましたが、絵が嬉し過ぎたのでちょこっとだけ載せました。
あ、絵は手ブロで見られますよ!
本当に素敵な、ほのぼのするココマなので是非ー!
私もなんか描かないとな。とか、Jさんが餌食になるようなことを言うから「じゃあこの話のお手紙ココマ描いてよ!」と、言ったら案の定描いて頂けてとても嬉しくてウヒヒ、です!
全部出来てから載せようと思ってましたが、絵が嬉し過ぎたのでちょこっとだけ載せました。
あ、絵は手ブロで見られますよ!
本当に素敵な、ほのぼのするココマなので是非ー!
『やあ、元気かい?』
その手紙は、そんな書き出しで始まっていた。
一つ一つの文字は流れるように、まるでさらさらと書いたような、綺麗な曲線を描いている。見易くて、とても丁寧な文字だった。
ココさんらしい文字だと、僕は感じた。
シンプルな白い封筒に、白い便箋。他には黒いインクの文字の他は、何もない。それがますます彼らしい手紙だと、そう思った。
僕は居間に立ち尽くしたまま、その最初の一文を何度も目で追う。
『やあ、元気かい?』
ココさんは僕のことを親しい友人だと言ってくれている。それが凄く嬉しい。僕らは本当にたまの休みとかにしか会えないし、携帯などの連絡手段を持たない彼には、手紙か、または彼の職場でもある街中の、占いの館に掛けるしかない。
かといって、電話に必ず出られるかといえば、そういうわけでもない。多忙な彼が電話に出るのは珍しいことだ。
僕とココさんが会う約束をする時は、概ね手紙でやり取りするのが通常になっていた。キッスが運んでくれる時もあれば、郵便屋さんが運んで来るときもある。大体は短い用件だ。ハントに行くならいつがいいか、とか、珍しい食材を手に入れたんだけどいつ空いているか、とか、そんな感じの手紙だ。
今回も何か良い食材をハント出来たのだろうか? そう思ってうきうきと、僕は字を目で追い始める。
『この前小松君、海胡椒が欲しいって言ってたでしょう?今度、それのハントに行こうと思うんだけど、一緒にどうかな?』そんな内容で締めくくられた手紙に、僕は思わずにんまりする。
生の海胡椒を見られるのもそうだけど、あのココさんが僕を本当にお世辞抜きで友人だと思ってくれていることが実感できて、それが嬉しかった。僕はペンと紙を持って座椅子にきちんと座る。ちょっと可愛らしすぎたファンシーな便箋の柄に苦笑しつつ、僕は返信するべく、ペンを手に執った。
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