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拍手ありがとうございます!
ココさん誕生日だなと思うのと同時に今年もあと二カ月ですね!
早いな~と、カレンダーをぺらぺら捲りながらしみじみとするこの頃です。

それからココさん誕生日ですよおおおお!
ちまち書いてみていたんですけど、間に合わなかったので細々ちまちまあげていきます。
がっつりR-18です。色々小松君が頑張ります。
明日には終わらせたい。

ううう、本当は誕生日当日にあげたかったんです、けど!!
遅くなりましたけどココさんお誕生日おめでとうです!!


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「ひとつだけ」
 叶えて欲しいことがある。
 ココは至極真剣な眼差しで小松にそう言った。小松は何事だと思いながらも、勢いで頷いてしまった。
 ココの誕生日。小松は今日、恋人でもあるココの家に、ケーキを持って遊びに来ていた。
 物欲のないココのことだから、きっと小松が何か欲しいものはないかと問うた所で「小松君がくれるものならなんでも嬉しい」と、そう答えられてしまうのが関の山だろうと、小松は先程までそう思っていた。
「……ひとつだけ」
 しかし、意に反してそれは全く別の方向へと進んでいった。
「ひとつだけ、どうしても欲しいものがある」
 ココがあまりにも真剣な眼差しで言うものだから、小松も思わず首を縦に振ってしまった。
「……僕に出来る範囲のことであれば」
 小松だって男だ。男に二言はない。でも、それこそ秘境の地にハントに一人で行ってくることなんて不可能だ。まさかココがそんなものを望むとも思えなかったけれど、小松は一応、ココにお伺いを立ててみた。
 小松が頷いたことで、幾許かほっとしたように見えるココが、くすくすと声を立てて笑った。
「大丈夫、難しいものじゃないから」
 多分ね。
 小松はこの時に、気付けなかった。ココがこの時、少し意地の悪い笑みを浮かべていたことに。
 気付いていたのならばきっと、小松は即座にココを止めようとした筈だ。

 いや、結局はきっと、こうなったに違いない。

「んっ、ふ……ッ」
 くち、と濡れた音が響く。小松は羞恥に声を堪えながらも、涙目でココを見上げた。
「ん、いいよ。もっと、舌を使って」
 顎をくすぐられ、小松はふるりと体を震わせる。ココの指先の動き一つで、いとも簡単に体は追い上げられていく。
「無理しなくていいよ。嫌なら、しなくてもいいし」
 小松は口を離し、ゆるゆると首を振る。そのまま先端を舌でくじれば、ココの腰がぶるりと震え、その端整な顔が快楽に僅かに歪んだ。
 ココの望みは「僕で、限界まで感じている小松君を見たい」と、いう望みだった。あれよあれよと言う間に制止の声をあげる間もなく、小松は寝室に連れていかれて衣服をはぎ取られた。
 冷蔵庫にはこの日のために丹精込めて作ったケーキが眠っているし、料理だってある。せめて食べてから。と、注意をしようにも、嬉しそうに自身に圧し掛かってくるココの姿を見てしまえば、そんな言葉も消え失せた。
 惚れた弱みだな。と、小松は苦笑する。
 今日は恋人の誕生日。どんな我儘だって、小松は受け入れて見せる自信があった。いつものようにことに及び、本来ならばそのまま流されていくのが常の流れだったが、今日はココの誕生日なのだ。いつもと同じではいけないと、小松がそっとココの肩を押したのが数分前のことだ。
 いつもならばしない行為。と、いうよりもココに抱かれている間の小松は、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまって、それ所ではないというのが本音だ。
「ん、く……っ」
 ぺろりとココの昂りの先端を口に含み、まるで飴玉でも舐めるように舌で転がす。唾液を垂らし、滑りを良くして両手で扱けば、ココが小さく声をあげた。
「こまつ、くん」
 きもちいいのだろうか。
 小松はぼんやりと霞み掛かってきた頭で考える。ココの指先が背筋に触れて、びくりと竦む体にココがくっと笑ったような気がした。



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