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「携帯を操作する時の顔と画面の距離って、恋人と話す時に一番落ち着く距離らしいですよ」
 小松君がそう言いながら、にこにこと僕のことを見つめていた。携帯を眺めていた僕は、その言葉の意味を理解するのに少しだけ時間が掛った。
 つまり今のこの距離が、落ち着く距離だと言いたいらしい。
「……ふうん?」
 僕はぱたりと折り畳み式のその携帯を閉じる。トリコからのハントの誘いのメールは、この際放置していても問題ないだろう。
 そもそも、小松君もこのハントには行く筈だから、直接彼に聞けばいい。
「ココさん? っ、にゃ!?」
 椅子に座る小松君を抱えあげて、机に腰掛けた。膝の上に小松君を乗せて、額を重ね合わせる。
「確かに、落ち着くね」
 僕と君の落ち着く距離というものは、どうやら少し違うようだった。
 僕はこの、いつでもキスが出来る距離が一番落ち着くんだけどね?
 そう言って、真っ赤な小松君に口付けた。



1000ふぁぼツイートとかいうのを見ていたら
>あなたが携帯電話を操作する時の顔と画面の距離は、あなたが恋人と話すときに一番落ち着く距離らしいです。しかしここで話すのは無意味でしたね

と、いうのが回ってきて、滾りました。
トリコさんとメールしてるだろうとわかってはいるけど、ちょっと嫉妬してみた小松君。
ココさんに顔中ぺろぺろちゅっちゅっされてくすくす笑うココマ。可愛い。

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